キッチン

普段、何気なく目にしている風景の中にも、意外なところに火災の危険がひそんでいます。

エプロン

身につけていた衣服に火がついて火傷を負ったり、さらには死亡につながるケースも多く、特にお年寄りが犠牲になっています。
エプロン、割烹着、アームカバーは、防炎製品を使用しましょう。

エプロンの写真(左にほんの少し焦げた防炎製品のエプロン、右に半分くらい燃えてしまった非防炎製品のエプロン)

防炎製品(左)は炎が触れた部分が焦げるだけで、燃え広がりません。
非防炎製品(右)は、ライターの炎に触れるだけで30秒後には火が回ります。

衣服に火がついてしまった時の対処法イラスト(左から、とまる・ころぶ・ころがるの順に描いてあります)

コンロ

1.コンロの上にふきんなどをほさない。

2.コンロの周囲に燃えやすい物を置かない。
コンロの側にキッチンペーパーやティッシュ、ノートなど燃えやすいものが散乱しているイラスト

3.コンロを使用中は絶対にそばを離れない。

4.換気扇やグリルなどはこまめに掃除をする。
キッチンをピカピカに掃除している奥さんのイラスト

5.古くなったガスホースは取り替える。

6.立消え安全装置や過熱防止センサー機能付きの物を使用する。

天ぷら油の温度上昇の例

天ぷらを揚げているコンロから火が噴きだしている事に、電話中で気づかない奥さんのイラスト

火を小さくしても、油の温度は意外に早く上昇します。
5分後・・・・180℃  天ぷら油を揚げる温度
10分後・・・320℃  激しく煙がでる
23分後・・・ 370℃  天ぷら油が発火
火を消さずに電話に出て話に夢中になり、あっという間に時間がたってしまうことがあります。ちょっとのつもりでも、そばを離れるときは必ず火を消しましょう。

消火器

消火器のイラスト(赤い色をしている)        住宅用消火器のイラスト(クリーム色をしており、ホースが無く握ると直接消火剤が出るタイプ)

いざという時にすぐに使えるよう、1.5m以下の低い場所に設置しましょう。
使用期限が切れていないか、確認しておきましょう。(一般的に容器の使用期限は、およそ8年が目安です。)
容器や蓋に錆びや変形のあるものは危険です。速やかに廃棄しましょう。

消火器は,不燃物としてゴミに出すことは出来ません。
消火器の処分やリサイクルの方法は,(株)消火器リサイクル推進センターHPを参考にしてください。

また、購入先のホームセンターなどで引き取ってもらえる場合もあります。販売店等にお問い合わせ下さい。